9月の中野支部レポート|113
9月3日(日)に中野支部瞑想会を開催しました。今回は、もう一歩瞑想が深くならないのですがという質問がありました。瞑想の詳細を聞いてみると、以下の通りでした。
だいたい毎日2~3本瞑想している
3本目ぐらいになると雑念が少なくなり深くなった感じがする
だけど毎回それ以上は深くはならず、第二段階には行けない
ただ第二段階に行けないことは、気にしないようにしている
それに対して次のような話をしました。
まず、マインドは第二段階には行きたくない。それは自分が消えてしまうことだから。
そのためマインドは、瞑想に協力しているかのように見せかけ、深く行くことの邪魔をする。「瞑想がうまくできているか」とチェックしたり、「雑念が少なくなってきた」と思ったり、「この先へはどうすれば進めるのか」と思ったりして、考えを続けます。そこに居続けます。あらかた雑念が片付いてきた時、最後に残っているのは「瞑想に関する思考」ということがよくあります。それも雑念なので、そのマインドの動きにも気づいて棚上げする必要があります。
ただ、瞑想が深くなりかけている段階で、そういった思考に気づこうとすることも、また思考になりやすい。瞑想を深くするためにこうした方がいいと言われて、それをやろうとするのもマインドなので。ちょっとややこしい話ですが(笑)
なので、うまくは言えませんが、そのあたりではちょっといい加減になるというのがいいかもしれません。
あと、瞑想が深くなることで何を期待しているのでしょう?
たとえば、再体験してプログラムをはずしたいと思って瞑想すると、それは大きな欲なので、それを持ったままでは瞑想はなかなか深くならないでしょう。
それよりプログラムを外したいのであれば、まず日常の修行や自親脱心コースなどやってみることがお勧めです。
瞑想と日常の修行は両輪です。片方が進めば、もう片方も進みます。逆説的な言い方になりますが、日常の修行をしっかりやって「俺はもう瞑想なんかしなくても幸せだ」と思えるような状態で瞑想すると、瞑想が深まると思います。