宝彩瞑想会|中野支部

瞑想の基本から、その奥まで。

12月の中野支部レポート|054

2015年12月06日(日)の午後、第54回中野支部瞑想会を開催しました。今回は初参加の方の質問に答える形で進んでいきました。

その中で、
「瞑想ができてるか実感がない。瞑想というと宇宙に溶けるとかそういったイメージがあるけど、自分でやると全然そうじゃなくて、ずっと雑念がで続けていて瞑想ができてるのか疑問ですが」という質問がありました。

どのくらい瞑想をしているか確かめたところ、毎日ではないけど、一日一本で20分くらいやってることもあるとのこと。それを踏まえ、次のように答えました。

棚上げが進んで瞑想が深くなると、いろいろなことが起こります。「宇宙に溶けるような感覚」ということもありえます。

瞑想が進むと、夜、眠りに入るときと同じように五感情報の遮断ということが起きます。音や光が感覚器官に届いていても、その信号は頭の中には届かなくなる。聞こえていても、聞いていない。
身体の感覚の信号も同じで、そうなると自分の身体は感じられなくなる。自分の身体を感じないということは外界との区別もなくなり、それはたしかに、まるで「宇宙に溶ける」ような感覚です。こう説明すると神秘のかけらもなくなりますが、実際に体験するとすごく気持ちいいものですよ。

ただ、こういったことが起きるのは、頭の中の片づけが進んでからです。瞑想の棚上げというのは、その日見たこと聞いたこと考えたことの記憶の処理だから、雑念を全部片づけるには、何本かやる必要があります。

だからといって、毎日三本やると自分に課したりすると、瞑想が一種の仕事になってしまいます。そうではなくて、一本やって頭がすっきりしたもう一回やってみたいなあとか、二本やってかなり片付いた感じがするからもう一本やってみたいとか、自分の感覚をしっかり感じながら、自然な流れでやってみる方がいいですよ。

また、一回の瞑想は15分までにしておいた方がいいし、それ以前に、マントラに戻れなくなって瞑想しているかどうかわからないような状態になったら、それはただ座って考え事してるだけになってるかもしれません。そんなふうに集中力が切れてきたら、5分しか座ってなくてもそこでいったん切り上げた方がいい。瞑想の効果が早く欲しいマインドは抵抗するかもしれませんが。

いずれにしても、瞑想を深めたいというのも欲になりやすいし、その欲は気づきにくかったりします。瞑想の時間の長さにこだわるよりは、今、頭が持ち出している雑念に気づいて棚上げすることの方が大事です。その棚上げの一歩一歩が瞑想です。

あと、一本の瞑想でも、棚上げがしっかりできていれば、頭がすっきりしたとか気持ちが落ち着いたといった変化があるはずです。その毎回のささいな変化を丁寧に感じて、瞑想はいいものだ、面白いものだと意識づけするといいですよ、と。
こういった話をしました。

他にも、肉体の欲と精神の欲の区別、プログラムの話や再体験の話など、今回も非常に充実した瞑想会となりました。参加者のみなさん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

11月の中野支部レポート|053

2015年11月08日(日)の午後、第53回中野支部瞑想会を開催しました。今回は何度か支部瞑想会に参加してくれている方々と、初参加の方々ちょうど半々でした。

宝彩先生の本を読んで一人で瞑想しているだけでは、これで正しく瞑想ができているのか迷うことがあるそうです。本に書かれているような「棚上げ」ができているのか実感がないのですが?という質問がありました。

これに対しては、「本の中では、『棚上げ』の仕組みの話として、記憶の整理作業まで書かれていますが、実際に、瞑想中にする作業としては、ただ単に出てきた考えを途中でやめる、考えを手放してそれを忘れる、というだけで十分です。その記憶がどうなったかは気にする必要はありません」と。

また、棚上げ作業が順調に進んでいるかどうかのひとつの目安としては、睡眠時間が減ったり、寝起きが良くなったりということがあります。その理由を説明し、そういった実感はありますか?と確認してみると、目覚めが良くなったということもあるが、むしろ、寝つきが良くなったとのこと。

「たしかに、不眠傾向がある場合は、瞑想でそれが解消されることがあります。寝つきが良くなるというのは、頭の中の大きな懸案事項が片付いたからこそ、マインドも、今日はもうこれ以上考えなくてもいい=眠ってもいい、というふうになった。つまり、棚上げ作業がちゃんとできているということでしょう」そうお伝えすると、安心されているようでした。

他の方からの話題としては、瞑想中のある時、まぶたが痙攣してそのあと、目の奥のあたりで何かが外れたような感じがあって、それがすごく気持ちが良くなった。そういうことがあってから、またそれをやりたいと思っても、なかなかそうならないというのがありました。

これに対しては、「瞑想が進むと、体が自己調整して日中の変な癖がとれたりすることはあります。それが起こらなくなったのは、その変な癖が解消されたという良い出来事なのかもしれません。いずれにしても、瞑想中に何かいいことが起きて、もう一度それをやりたいと思うと、それが大きな欲になって、逆に同じことが起きないというのは、頭の働きとしてはよくあることです。その欲も棚上げの対象なので、しっかり棚上げしてください」と。

今回の呼び水のテーマは「秋のイベント」。初参加の方々も、過去情報にアクセスできたようでした。今回も充実した瞑想会になりました。参加者のみなさん、ありがとうございました。
いただいた感想をご紹介します。

昨日はありがとうございました。ちょうどお礼のメールを差し上げようとしたところでしたが、私が書きたかったことをまさにチバさんがブログにまとめてくれました(笑)

一人で瞑想をしているといろんな不安や疑問なども出てきますが、直接質問することもでき、また、他の参加者の方の話も参考になりました。

私は瞑想を始めてまだ1か月程度なので、うまくいっているのかどうかを判断するにも早すぎる段階だと思いますが、瞑想には本当にいろいろな可能性があることをあらためて実感できました。
これからも楽しみながら続けていきたいと考えております。また機会があれば参加したいです。昨日は本当にありがとうございました。

イナガキ

先日は瞑想会に参加させて頂き、ありがとうございました。同じく瞑想をしている方々と情報交換が出来て、とても勉強になりました。瞑想会で頂いたアドバイスを活かし、今後も瞑想を楽しんで行っていきたいと思います。
また参加させて頂きたいので、その時はよろしくお願いします!

スズキ

宝彩瞑想リーダー:チバ

10月の中野支部レポート|052

2015年10月3日(土)の午後、第52回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は少なめで、初めて参加されたAさんからの質問に答えていきました。Aさんは宝彩先生の本を読んで、半年ほど瞑想をつづけてこられたそうです。

10月3日(土)の午後、第52回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は少なめで、初めて参加されたAさんからの質問に答えていきました。Aさんは宝彩先生の本を読んで、半年ほど瞑想をつづけてこられたそうです。

まず、「思考の棚上げがやってもやっても終わらないのですが?」という質問。
これには、「棚上げ」とは記憶データの整理であり、夢(記憶の整理作業)との関連を説明し、瞑想一本ではなかなか全てのデータは片付かないということ、一日一本の瞑想でもいいけれど、休日などにまとめて何本かやると深くなりやすいといったお話をしました。

また、後悔など同じ雑念が繰り返し出てくることもあるとのことで、ネガティブな感情を伴った記憶はそうなりやすい。そのネガティブな部分を変える。
後悔は、ひとことで言うと「あんなことが、起きなければ良かった」と思っているので、「あんなことが、起きて良かった」にその出来事の解釈を変更しておくと棚上げは簡単。この解釈の変更は、日中、気分が悪くなったときに意識してやるといい。といった内容のことを話しました。

瞑想中に意識が変わってきそうになると怖くて思考に逃げてしまうという質問もありました。それに対しては、瞑想中はいろんなことが起きる可能性がありますが、自分にとって不利なことは起きない。瞑想中は、必要なときに必要なことが起きる、と。また、マインドが怖くなることはあるが、それはチャンスです。何が起きても、放っておく。マインドの恐怖に反応しない。反応したとしても、そこで反省しない。そこから次々と思考が生まれるから。経験的には、そういった状態に慣れるのがいちばんいいんじゃないでしょうか、と。

「人によると思いますが、瞑想の効果はどれくらいで出ますか?」という質問もありました。これは、本当に人によって違うので一般論では言えないですが、それよりも、こういう質問が出るということは、まだあまり効果を感じてないようだったので、「なぜ半年も瞑想を続けられたんですか?」と聞いてみたところ、以前は、ずっと寝つけなかったが、よく眠れるようになったとのことで、「それは素晴らしい効果ですね。マインドはそういったことを大したことではないと思うかもしれませんが、そういう成果をしっかり認めることが、瞑想を続ける秘訣ですよ。続けていれば、いずれ何らかのもっと大きな変化があると思います」とお話ししました。

その他にもいくつか質問があり、Aさんは熱心にメモされていました。
参加者のみなさん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

9月の中野支部レポート|051

2015年9月19日(土)の午後、久しぶりの秋晴れの中、第51回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は、10年前に宝彩瞑想に出会った方から初心者までバラエティに富んだ皆さんでした。

体操2種と声合わせ、瞑想と続き、「瞑想のしおり」を使って瞑想の基本的な説明をし、質疑応答。今回も、いろいろな話題がありました。その中からいくつか紹介します。

瞑想中の姿勢が気になりました。

それも雑念なので棚上げ。姿勢のことは瞑想中は気にしないで、日中に意識していい姿勢をするようにした方がいいです。

瞑想中にかゆみを感じたらどうすればいいのか。

痒みをどうにかしようとすると思考が走るので、ただ「痒み」と認識して棚上げします。

長時間寝てから瞑想しても眠くなるので、眠らないようにアラームをかけている。

瞑想して眠る癖をつけないよう心がけるのはいいが、アラームは使わないほうがいい。眠ってからアラームが鳴っても意味がないし、いつアラームが鳴るか気にしていると瞑想が深くならないので。本来は、眠気を感じたら、そこで瞑想をやめて横になって眠った方がいいが、短い時間の瞑想でも何本か繰り返せば、アタマの片付け作業は進みます。

瞑想の効果はどのくらいで現れるのか。

人それぞれなので何とも言えない。期待も棚上げ。大きな効果を期待するより、頭や気持ちがすっきりしたといった毎回の小さな成果を大事にして瞑想を楽しんだ方が、早く進みますよ。

瞑想中に梵字のようなものが見えたのですが。

特に意味はありません。瞑想中は、夢と同じようにアタマはいろんなイメージを作ることもありますが、痒みと同じで放っておくと消えます。

あと、印象に残ったのが、腰痛で三週間寝たきりの状態で、連休明けから出社するという方がいました。仕事を代わりにやってくれた人に迷惑かけたことが気になって、瞑想中、棚上げがうまくできなかったとのこと。

そこで、「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」と思えばいいですよ。欲の思考は、その向きを反対(愛の方向)にすれば棚上げしやすくなります。迷惑をかけたなと思うのは、「でも、許してほしい」と実は自分のことを考えています。「ありがとう」とまっすぐ感謝してみるとどうなりますかと話したところ、雰囲気が変わり何か感じるものがあったようでした。

今回も充実した瞑想会になりました。参加者のみなさん、ありがとうございました。
感想メールをいただきましたのでご紹介します。

チバ様

本日はありがとうございました。
チバさんをはじめ、みなさんのお話しが聞けてとても参考になりました。お礼申し上げます。

ユニスケ

チバ様、先日はお世話になりました。

瞑想会だけではなく、瞑想会後カフェでお話させていただいた内容にも大きな学びをいただきました。ありがとうございました。

まさかの仕事出向先が変更となる新しい事態を迎え、急に自分の気持ちが追いつかないまま色々なことが起こっていますが、瞑想する時間が自分にとって大きな味方になってくれていることに気づきました。

チバさんのコラムもiPhoneブックマークに設定して読み直しています。宝彩先生の本やホームページも。
私なりの瞑想の科学と愛と欲の8要素について楽しく魅力を感じながら学びつつ、まだ、次の予定が立たない状況ですが、次回お伺いするするのを楽しみにしています。

静香

宝彩瞑想リーダー:チバ

8月の中野支部レポート|050

2015年8月2日(日)の午後、第50回中野支部瞑想会(東京・中野)を開催しました。今回は珍しくほとんどの参加者がe-講座受講生でした。とはいえ、瞑想は初心者ですという方もいらっしゃいましたので、いつものように瞑想の基本的な説明をしながら質疑応答。瞑想中に瞑想のことを考えるのは無駄なことなので、何か疑問に思ったらその都度すぐに質問してもらうようにしました。

瞑想を4本やって、夏休みをテーマに「呼び水」を。その日が初めての瞑想だという方も過去情報の閲覧ができたようで、なんとも懐かしく優しい気持ちになったとの感想をいただきました。
同時に、瞑想で過去のことを思い出す意義について質問されたので、次のように答えました。

過去情報は脳の奥の方、心のシステム図の「記憶域」にあり、そこへの思考経路は普段は使われていません。瞑想で過去情報にアクセスできたとき、その部分の神経ネットワークが繋がり、ずっと使っていなかった細胞が刺激されます。つまり、過去閲覧をすることは脳の活性化になるということです。ちなみに、このずっと使っていなかった脳細胞への経路が開くとき感じるのが、「懐かしい」という感覚です。

さらに、過去閲覧を繰り返していると、自分の中に膨大な記憶が残っていることを体感できます。大きな出来事はもちろん、取るに足りないような些細なことまで、アタマはしっかり記憶しています。覚えていることさえ忘れてしまった記憶。そのかけがえのない記憶が大量にあることを実感すると、どっしりした安心感や涙が出るような感謝も感じられます。

また、過去閲覧が進むと、いわゆる「プログラム」を作ったときのことを思い出し、現在では必要のないプログラムを解消できるようにもなります。

瞑想で過去のことを思い出す意義については、このような説明をしました。今回も充実した楽しい瞑想会になりました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

参加者のぴゅんこさんから、瞑想会の感想と「呼び水」についての質問メールもいただきました。

チバ様

瞑想会で最後に行った、夏休みと言う呼び水を使った瞑想は、日頃の瞑想で初心者の私は雑念が綺麗に片付かないと思うのですが、ある程度片付いたかなという、3本目くらいには自分自身で呼び水を使って瞑想しても良いのでしょうか?
それとも、第2瞑想に入り自然と過去閲覧が出来るようになるまで待つのでしょうか?

夏休みを再体験したように懐かしくなり、優しい気持ちになれた体感で、チバさんが、人は覚えていると言うことが判ると、包まれた安心感を得るというようなことを仰られていて本当にそうだなぁと実感しました。

また、この体感が欲しいという欲を出すと、なかなか体感出来ないと思いますが、瞑想の楽しさを感じることが出来たので、自分でも楽しかった呼び水を使って行っても良いのかな?と思い、ご質問させてもらいました。

ぴゅんこ

ぴゅんこ様

呼び水を使う瞑想についてのご質問ですね。
まず、呼び水はご自宅で瞑想する場合も試してみるといいです。

呼び水は、瞑想会でやった連想ゲーム形式でもいいですし、利き手でないほうの手で、画用紙にクレヨンで子供の頃に好きだったオモチャや食べ物や部屋の様子などを描くやり方もあります。ぼくは、ノートに子供の頃に住んでいた家の間取りや近所の地図を描くというのもやっていました。

で、呼び水をやるタイミングは、やはりある程度雑念が片付いてからがいいですね。とはいえ、ご自分ではなかなかどのくらい片付いたかはわからないかもしれません。人によって、状況によって、いろいろと条件は異なりますが、具体的なヒントをいうと、2〜3本瞑想してしっかり棚上げできた感じがあったら、呼び水を試してみるといいと思います。

もし、それでうまくいかなかったらもう1〜2本しっかり棚上げしてから、また呼び水をやってみるといいかもしれません。このあたりはあれこれ試行錯誤してみてください。

あと、ぴゅんこさんも書かれているように、過去閲覧をしたいという欲(思考)も、棚上げの対象です。瞑想で何かいいことが起きると、同じように瞑想しているつもりでも、また同じ体験をしてみたいというそれまでなかった欲が、その体験の邪魔をするということがあります。

でも、一度できたことは条件さえ整えば可能なことです。まずは、しっかりマインドの机上を片づけることを最優先にしてください。呼び水はその後、試しにやってみるぐらいの気軽な気持ちで楽しんでやってみるといいですよ。それではまた。

チバ

宝彩瞑想リーダー:チバ

7月の中野支部レポート|049

2015年7月5日(日)の午後、第49回中野支部瞑想会(東京・中野)を開催しました。今回の瞑想会はオーソドックスに体操2種、声合わせ、瞑想から始まり、『瞑想の真髄のサマリー』の唱和と説明、『音を聞く』『105引く7』『何の雑念が出てくるか』といったワークなど。

瞑想中によけいなことを考えないように、瞑想についての質問は思いついたらすぐにしてもらうようにして、たくさんの質問に答えました。その中には、いわゆる「幽体離脱」についての質問もありました。
瞑想が深くなるといろんな非日常的な感覚や体験が起こることもあります。ちょっと説明が難しいかなと思いながらも、自己認識テーブルの話やら手鏡を使った瞑想などの体験などを交えて「幽体離脱現象は面白いけれど、マインドが作り出した錯覚です」とお話しました。
(参考:『始めよう。瞑想』p.188)

今回の呼び水は、子供の頃に好きだった遊びやおもちゃでした。他の人の言ったことで、「ああ、そんな遊びもあったなあ」と懐かしく共感できたりして、瞑想会での連想ゲーム形式の呼び水の楽しさだなぁと感じました。

そのあとの瞑想では第二段階に入られた方もいて、最後の感想で、頭の中で過去を地図のようにたどれて、とても面白かったと。その方は、連続して瞑想するのは初めてのことで、瞑想するたびに周りがどんどん綺麗に見えるようになったとおっしゃっていましたが、ご本人の表情もすっきりと明るくなっているのが印象的でした。

他には、宝彩瞑想はほとんど初めていう方から、普段自分が感じている以上に、自分の頭はいろんなことを考えてるんだなあという感想がありました。素晴らしい気づきですね。それはいちばん大事な基本です。

また、ずっと棚上げばかりでいつもの瞑想と変わらなかったけど、『瞑想の真髄のサマリー』で瞑想の行程がわかって良かったという感想もいただきました。
参照:《瞑想の真髄のサマリー》

今回も楽しく充実した瞑想会となりました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

下記は、参加者の方からいただいたメールです。

本日は、ありがとうございました。参加させていただきました静香です。

色々な質問にも答えていただいて、とても実るある時間となりました。是非また参加したいです。

次回は、時間に余裕を持ち参加したいとぞんじます。本当にありがとうございました。

静香

宝彩瞑想リーダー:チバ

6月の中野支部レポート|048

2015年6月7日(日)の午後、第48回中野支部瞑想会(東京・中野)を開催しました。今回は、中野支部瞑想会は初参加の方ばかりでした。中には瞑想するのは1年ぶりという方がいたので、Mマントラ(オーン・ナーム・スバーハー)の確認をして、さっそく瞑想。そのあと、「瞑想しても雑念がなくならないのですが?」という質問に答えました。

瞑想の第一段階で行う雑念の棚上げ作業は、その日見たこと、聞いたこと、考えたことなどのすべての記憶の整理作業です。通常、この整理作業は睡眠中に行われていて、その最中に目覚めるといわゆる「夢」となります。これはかなりの労力が必要な作業で、生理的には15分(レム睡眠)しか続きません。1回の瞑想時間は15分までというのもここから来ています。生理的な集中の限界です。
たまっている記憶データの量にもよりますが、おおよそ一晩に4回ぐらいこの整理作業ができれば、朝の目覚めがすっきりします。マインドの思考域がクリアになるということです。

ということは、瞑想でも同じく3〜5本ぐらい瞑想すれば雑念がすべて片付くということになります。もちろん「棚上げ作業が順調に進めば」という注釈付きですが。
なので、1日1本の瞑想でも頭がすっきりしたり睡眠時間が減ったりと効果はありますが、瞑想を深めるには、休日などにまとめて何本かやってみた方がいいでしょう。
といったお話をしました。

呼び水は、「子どもの頃の遊び・おもちゃ」でした。呼び水をやっている最中のみなさんの楽しそうな声や笑顔が印象的で、瞑想会は毎回それぞれに雰囲気が違っていて、まさに生き物だなあと感じました。参加者のみなさん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

5月の中野支部レポート|047

2015年5月5日(火・祝)の午後、第47回中野支部瞑想会(東京・中野)を開催しました。今回は、少人数で瞑想にも慣れている方ばかりだったので、最近はあまりやっていなかったワークを試してみました。ひとつは「瞑想のニュートン算方程式を使ったワーク」です。

瞑想のニュートン算方程式は、中野支部瞑想会でもよく説明していますが、瞑想の第一段階での作業を数式にしたもの、すなわち、S+maxーmy < 0 です。
S とはストックのことで、その日に見たこと、聞いたこと、考えたことなどのデータ。m は、瞑想時間(分<15)。a は、増殖係数。x が1分間に発生するデータ量で、 y は1分間に片付けるデータ量。

ちなみに a の増殖係数ですが、これはこのような式で表されます。
a =(欲の強さ)×(記憶力の良さ)×(自己認識の低さ)×(関連するプログラムの数)
参照:《瞑想の真髄の深め方》

ここまで大丈夫ですか? 数式だからって嫌がらないでください(笑)。
カンタンに言うとですね、瞑想中に出てくる記憶や懸案事項(S=ストック)とそこから連想して繰り広げる思考(max)を、どんどん棚上げ(my)して、それが0になれば、マインドの思考域はクリーンになる、ということを意味しているのが瞑想のニュートン算方程式です。

ところで、この瞑想のニュートン算が宝彩BBマガジン23号では、S+aXmーbYm < 0 という表記になっていました。「bYm」の「b」とは何でしょう? aが増殖係数なら、bは棚上げ係数でしょうね。

さて、この棚上げ係数の要素については、まだ宝彩先生からはっきりとは説明されていませんが、a の反対ではないでしょうか。すなわち、
b =(愛の強さ)×(忘れ力の良さ)×(自己認識の高さ)×(関連するプログラムの少なさ)
つまり、この中のどれかの要素を大きくすれば、棚上げは早く進むということです。

先日の支部瞑想会では、(愛の強さ)を大きくする方法として、「私が幸せな理由」を10個以上、紙に書き出すというワークを行いました。これは、a の(欲の強さ)を小さくするという働きもあります。
この「私が幸せな理由」を書き出して、みんなで順番に発表していくと会場の雰囲気がちょっと変わり、そのあとの瞑想では、「不満などの雑念はすぐに棚上げすることができた」との感想もいただきました。

それともうひとつ、「スケッチを描く呼び水」もやりました。紙にクレヨンなどを使って利き手でない方の手で、何か楽しい思い出に繋がるものの絵を描くという方法です。今回描いたのは、子供の頃に好きだったおもちゃ。そのおもちゃにまつわる記憶が出てきたと懐かしそうな方がいらっしゃいました。今回は、いつにもまして充実した瞑想会だったように思います。
参加者のみなさん、ありがとうございました。

今回も感想メールをいただきました。その返信を一部抜粋してご紹介します。

ちょん様

こんにちは。チバです。メールありがとうございました。

> 今日の瞑想会ではありがとうございました。
> とても充実した時間でした。

そうですね。

> 少人数なのも私にとっては良かったです。
> 前日まで忙しいアルバイトの4連勤で、かなり疲れた状態での参加だったのですが、瞑想ですごく楽になっていました。びっくりです。

ほう、そうだったんですか。

> また、帰りには母の日のプレゼントを探しにデパートへ寄ったのですが、いつもなら人混みが嫌いですぐに疲れてしまうのに、今日はあまり疲れず買い物ができました。動作がいつもよりゆっくりになっているのにも気づきました。

なるほど。素晴らしいですね。

> 効果を求めている訳ではありませんが、やはり瞑想で得るものは大きいですね。

そうですね。

> 左手で絵を描いての呼び水、幸せな理由探しはこれから自分でもやってみようと思います。

はい、ぜひやってみてください。
一度、第二段階に行けたのだから、またできると思います。呼び水はあまり期待しないで、楽しみとしてやってみてください。

チバ

宝彩瞑想リーダー:チバ

4月の中野支部レポート|046

2015年4月29日(水・祝)の午後、第46回中野支部瞑想会(東京・中野)を開催しました。今回は、瞑想のサマリー(行程図)の説明、腹式呼吸の練習、「音を聞いてみる」他のワーク、呼び水を使った瞑想など、盛りだくさん。瞑想をするのは初めてで座っていられるかどうかも心配だったけれど、ちゃんと瞑想できてうれしかったという感想もいただきました。

質問としては、「瞑想中に呼吸が気になるのですが?」「くしゃみや唾液が出てきたときはどうすればいいの?」「印を結べているかが気になる」などたくさんありましたが、中でも面白かったのは、瞑想の回数はその上達と比例するのかというものでした。これは一日に何回という話ではなくてトータルの瞑想回数についてです。

もちろん、100回瞑想すればここまで進めますといった一般論は言えませんが、瞑想する回数が増えるにつれ、その人それぞれに瞑想の上達や深まりを感じられると思います。
ただ、その進歩の度合いは、右肩上がりの直線になるのではなく、ある時期は調子良くどんどん進むけれど、ある時期はなんだかずっと停滞している感じになることもある気がします。

特によくあるのが、すごく気持ちよかったとか瞑想中に何かいいことが起きると、アタマは、もう一度それを体験したいと期待します。その期待が瞑想する意欲となりますが、同時にそれが大きな欲にもなります。そうなると、すごく熱心に瞑想に励んでいるけど、瞑想はちっとも深くならないといったことになりがちです。瞑想を深めるには、瞑想を深めたいという欲も手放すことが必要です。

こう言うと難しそうですが、要は、瞑想についての期待や思考も、他の案件と同じ様に棚上げすればいいだけです。そういったご説明をさせていただきました。

瞑想は、その人の時期や状況に応じていろんなことが起きたり起こらなかったりします。アタマが期待するような大きな変化が起きてないから進歩してないというわけでもありません。表面的に変化はなくても、長い目で見れば大きな変化となります。そのためには表面的な変化にとらわれず、継続することが大切ですね。
感想もいただいてますので、ご紹介します。

今日は瞑想会に参加させていただき、ありがとうございました。
折角の呼び水で思い出したのが動物園、なのに出て来たのは象でもキリンでもなく池(とアヒル)という微妙な自分が可笑しくてたまりません(笑)

おそらくその前の瞑想の最中に土踏まずが攣ったので(瞑想が深くなっていたため、そのまま足の状態を観照してたらおさまりましたが)、動物ではなく、歩き疲れた時に見た池が出たのだと思います。
また参加させてください。

verite

一昨日は大変お世話になりました。
あのような会に始めて参加させてもらい最初は緊張しましたが、十分な時間を掛けることができ、少しきっかけがつかめた気がします。

質問があります。私はお酒が好きなため良く飲みます。瞑想はお酒良くないですよね。だぶんダメだろうと思いますが、念のため皆さんどうされているかお聞きしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

ミズコシ

ミズコシ様

そうですね。瞑想中にアルコールが抜けていれば問題ないので、飲む時間と瞑想する時間をうまくやりくりすればいいと思います。たとえば、瞑想してから飲むとか、飲んで少し寝てからとか、朝起きてからとか。

ちなみに宝彩先生から、ビール1本の影響は瞑想1本分だと聞いたことがあります。
瞑想を進める上ではあまり意味がないと思いますが、本当にそうなのか実験してみるのも面白いかもしれませんね(笑)僕は飲まないので試したことはないです。

お酒については、こちらに宝彩先生のお答えもあります。
このページは、他にもいろいろ参考になると思うので、ぜひご覧ください。
瞑想の修行についてQ & A(質問48)

チバ

宝彩瞑想リーダー:チバ

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