宝彩瞑想会|中野支部

瞑想の基本から、その奥まで。

12月の中野支部レポート|044

2014年12月23日(日)の午前、第44回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は、宝彩先生の本は読んだけどまだ瞑想はしたことがないという方から、e-講座のベテラン受講生までバラエティに富んだ皆さんでした。

個人的に興味深かったのが、前回から参加のAさん。
「瞑想を始めて一ヶ月たったので、前回よりは集中してできるかと期待していたけど、今回の方が、雑念が出てきてマントラに集中できませんでした」と。

初めてマントラを唱えるときは、アタマにとって新鮮なのでわりと集中することができます。ところが、マントラを唱えることに慣れていくと、集中するのが難しくなってきます。マントラは意味のない言葉なので、そんなものを唱えるよりもっと大事なことがあると、アタマがいろいろな考えを持ち出してきます。マントラに飽きるということです。
これは、一見、後退しているように感じますが、そうではありません。むしろ、この状態になってから瞑想の実践ができるのです。

瞑想の第一段階で行うのは、マインドの作業テーブルに載っているさまざま案件を片付けることです。その片付けの方法は、いったん雑念として出てきた思考を棚上げすることです。手放すこと。忘れること。つまり、雑念が出てくるのは瞑想の邪魔ではなく、瞑想に必要なこと。

なので、どんどん雑念が出てきて、それを次々に棚上げできていれば、瞑想は進んでいるということです。その片付け作業が進んで、考えるべき案件がなくなれば、瞑想の第二段階に入ります。

「Aさんは、その『棚上げ』はできていますか?」と聞いてみたところ、「できています」とのことだったので、それなら問題ないです、その調子で瞑想を進めてください。という話をしたのです。が、その後……。

瞑想会が終わって、何人かと昼食に行き、何かの拍子に上記の話に戻り、Aさんに、具体的にどんな雑念が出てきたのか聞いてみると、「(瞑想中に)腰が痛い」「そういえば、肩も凝ってる」「これは、仕事のせいじゃないか」とどんどん新しい雑念が出ていたとのこと。

「あれ、それは『どんどん雑念が出てきて、どんどん棚上げする』のとはちょっと違います。それだと、どんどん連想が広がってるだけで、同じテーマで考えが続いてるってことですね(笑)」と言うと、「そうそう、そうなんです」ようやく伝わったかと嬉しそうな顔のAさん。

そういう場合は、瞑想の浄化三手順の「集中」「気づき」「棚上げ」のうちの「集中」のひとつ前の「棚上げ」をしっかりやった方がいいですよ。次回の瞑想会では、「棚上げ」をしっかりのお話ししましょう、ということに。このあたりの話にご興味のある方も、ぜひご参加ください♪

宝彩瞑想リーダー:チバ

11月の中野支部レポート|043

2014年11月30日(日)午後、第43回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は、昨日初めて宝彩先生の本を読んだという人から、e-講座のベテラン受講生までバラエティー豊かな方々でした。

初心者のAさんから雑念が出てきてマントラに集中できないという質問が。
それに対しては、瞑想とは無心になってマントラを唱えることではなく、出てきた雑念を手放すこと、片付けること。で、すっかり雑念が片付けば、マインドは仕事がなくなり休止する、つまり無心になる。それが瞑想の第一段階です、と基本的なお話をしました。

他には、Bさんから、瞑想の第二段階に入るとどんな感じですか?という質問。話をよく聞くと第一段階の終わりの方までは行ってる様子だったので、あえて、第二段階に入るとどんな感じになるかは説明しませんでした。
それを聞くと、瞑想が深くなった時、言われた通りの第二段階かどうかアタマがチェックしたくなるからです。そのチェックしようとする働きも思考=雑念です。

「瞑想中に第二段階に入ってるのかなと思うことはありますか?」とBさんに聞いてみたところ、やはり、「あります」とのことだったので、「そう“思う”時は、まだ第二段階ではないと思いますよ(笑)」と。ぼくにも、そういう経験があります。

ぼくの経験から言えば、瞑想が深くなって頭が静かになってきた時は、ちょっといい加減になってみるのがいいかもしれません。特に、マントラも消えて、自分が何も考えてなかったことに気づいた時に、「ああ、今何も考えてなかったのに」から始まって「ああ、今何も考えてなかったって、考えた。って、また考えた。これをやめないと」などと再び思考が走り始めることがあります。

この無思考を目指そうとする、瞑想的にも一見正しそうな働きは、実は、考えることを続けたいマインドの最後の悪あがきです。瞑想を深めたいという欲を使っての。

瞑想を深めたいとか第二段階に入りたいといった欲は、瞑想を始めるためのモチベーションにはなりますが、瞑想が進んだら、それも手放す必要があります。明け渡すというか、お任せするというか。期待を。それが、ちょっといい加減になってみるという意味です。

あるいは、第二段階に入ってるのかなと思うぐらいの瞑想ができたら、呼び水をやって、もう一度瞑想してみるのがいいかもしれません。そんなお話をしました。

そうそう、今回の瞑想会での呼び水は、「秋・冬の食べもの」。何名かの方が、懐かしい記憶を思い出されたようでした。おかげさまで、楽しく充実した瞑想会でした。参加者のみなさん、ありがとうございました。

今回も素敵な感想文をいただきましたので、ご紹介します。

今日は中野支部の瞑想会に参加させていただきまして、ありがとうございました。長い間ずっと宝彩先生の本とネット上だけで修行や瞑想についての情報を得てきましたが、やっと瞑想会に参加でき、実践している方々と瞑想についてお話することができてうれしく思いました。

瞑想も5本も続けて実践するのは初めてでしたが、呼び水で過去の記憶が出て来た時、一瞬懐かしさで泣きそうになりました(笑)これから自分で瞑想するときも呼び水をやってみようと思います。

時間もあっという間に過ぎてしまって驚きました。

アタマの中がかなり片付いたのか、いつもよりかなり明るい気分で帰ることができました。瞑想すると物理的にも頭が軽くなる気がしますね。

また、会場の工事が終わりましたら参加したいと思います。ありがとうございました。

ちょん

宝彩瞑想リーダー:チバ

10月の中野支部レポート|042

2014年10月19日(日)午後、第42回中野支部瞑想会を開催しました。今回の参加者は瞑想の経験が長い方ばかりだったので特に質問はなかったのですが、何本か瞑想した後、以前、『宝彩瞑想システム研究所』で聞いたタスク管理テーブルのことを思い出して、次のような話をしました。

宝彩先生によると、頭の中にはタスク管理テーブルと呼べるようなものがある。タスクとは未決事項・懸案項目などのマインドの未処理の仕事。要するに不平・不満・不調。これらがタスク管理テーブル上に山のように林立している。そして、問題として大きいタスクほど、高く目立つように立っている。

「後回し」「後回し」と棚上げして、そのタスクを全部倒せば、テーブル上は片付くが、このタスク全てを一気に消す方法もある。それは、テーブル自体を下げること。床下まで沈めてしまう。テーブルが床下まで下がって、タスクも見えなくなれば、それはないのと一緒。では、テーブルを下げる具体的なやり方は?

それは、欲の思考を愛の思考に変えること。

で、ちょうどこの時のプログレスコースの課題が、「生かされている」ことを発見する修行だったので、実際にやってみましょうと、参加者同士で、生かされていると思うことを次々に挙げていきました。「いやあ、本当にありがたいことだらけですね」としみじみしたところで、また瞑想。

呼び水は、小学校の教室の絵を黒板に書きました。木の椅子や机、教科書、ランドセル、ランドセルを置く棚、給食袋、ストーブなどなど。今回は、多めに瞑想できて、個人的にも、とても気持ちのいい瞑想会でした。参加者の皆さん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

9月の中野支部レポート|041

2014年9月21日(日)の午前、第41回中野支部瞑想会を開催しました。今回も充実した瞑想会になりました。中でも興味深かったAさんからのご質問をご紹介します。

Aさんは、以前、e-講座アドバンスコースを受講して瞑想もやっていたそうですが、なかなか瞑想できているという実感が得られず、瞑想したりしなかったりという状態だったそうです。
瞑想中のことを聞いてみると、瞑想中にこれで瞑想ができているのか、ちゃんとできてたらもっと深くなるはず、どうしたら深くなるのかといったことをずっと考えてしまっているようでした。

瞑想中に、瞑想のことを考えるのも雑念です。
瞑想のことを考え続けている間は、他の雑念が出てこないので棚上げ作業は進まない、つまり、瞑想も深くならないということをしっかり理解することが、まずは必要です。

また、どんな思考も欲で動いているので、なぜ瞑想がうまくなりたいのかを聞いてみたところ、瞑想が上達すると、日常生活で自分のマインドをコントロールしやすくなって、いろんな問題にうまく対処できるんじゃないかということを期待されていたようです。

たしかに、瞑想をはじめる動機としてはそういったものもありえるし、瞑想が上達すれば日常の過ごし方も変わっていきます。
ですが、実際、瞑想するうえではその発想はまったくのあべこべです。たとえば、日中で腹が立つようなことがあった場合、瞑想中にそのことを思い出してもなぜか腹が立たないなどということはありません。

それは、瞑想中でもアタマにとっては腹立たしい未解決な問題です。いわゆる大きなデータです。こういうものは、日中、それが起きた時点で解釈の変更や思考の向きを変えることによって、解決しておけば、瞑想でそれを思い出しても簡単に棚上げできます。つまり、瞑想が早く進みます。

Aさんに具体的に日中どんな問題があるのか聞いたところ、後輩の仕事のやり方で気に入らないことがあるけれど、それを指摘することができないとのことでした。

「それはすごい欲ですね。自分は何も言わずに、自分の思う通りに相手に行動を変えて欲しいなんて(笑)」と言うと、Aさんも笑ってられました。

この問題を解決するには、それは「相手にやり方を変えて欲しい」という欲と「相手に嫌われたくない」という欲の堂々巡りなので、どちらかの欲を選べばすみます。しかも、この場合は、相手に何も言ってないので、結果的に、「嫌われたくないという欲」を選んでいることになります。なので、「ああ、嫌われなくてよかった、よかった」と思えば、その問題は解決済みです。

あるいは、もう一方の欲を落とす。「相手にして欲しい」という欲であれば、「自分がしてあげる」と思考を変換します。たとえば、自分が気に入らないからではなくて、先輩として仕事のやり方を教えてあげる。それも気がついたとき、すぐ言ってあげた方がイライラを溜め込まずにすみますよ。
そういったお話をすると、Aさんも面白そうに聞いていたのでぜひ実践してもらえると嬉しいです。ちなみに、この話をした後の瞑想では、ようやく瞑想以外の雑念も出てきたそうです(笑)

今回も、熱心な皆さんのおかげで楽しい瞑想会になりました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

7月の中野支部レポート|039

2014年7月27日(日)の午後に、第39回中野支部瞑想会を行いました。参加者のveriteさんから、瞑想中にアタマが静かになって、目の前にまぶしさを感じることがあるが、そこで何か起きるかと期待する思考が走ってしまうというご相談がありました。

その質問に対しては、期待する思考が走ったのに気づいた後、「ああ、また考えてしまった」とか「期待してはいけない」などと後悔や反省をすると、次は、「どうすれば、期待しないでいられるか」と来て、その次は、「あ、また期待しないでいられるか考えた」など、さらに思考が広がってしまう。この後悔や反省を繰り返していると、思考はどこまでも続きます。それは、思考を続けたいマインドのよくやる手です。

ぼくも、こういった経験が多々ありますが、そういう場合は、マインドを褒めて抜けるというやり方があります。「おお、こういうときでも、しっかり働こうとしてくれてるんだ。ありがとう」、「君がいろいろ考えてくれてるおけがで、助かるよ。でも、今は大丈夫」といった感じです。そして、静かにマントラに戻る。

あるいは、まぶしさを感じる程度まで瞑想が進んだら、「呼び水」をやって、過去の記憶に進む方がいいかもしれない。そういったお話をさせていただきました。

ちなみに、veriteさんは、瞑想会当日の「呼び水」の後の瞑想では、過去の記憶を思い出し、懐かしくて笑ってしまうような感じでしたとコメントもいただきました。veriteさんからは、感想メールもいただきましたので、ご紹介します。

今日は瞑想会に参加させていただき、ありがとうございました。
一日に5本もやったのは初めてだったので、ちょっと疲れましたが、瞑想の段階がきちんとやれば進む事がわかり、安心できました。

今後はまとめて3本位瞑想することにしました。呼び水を上手く使いながら、上達できたらいいなと思います。
また機会があれば参加させて下さい。

verite

宝彩瞑想リーダー:チバ

5月の中野支部レポート|037

2014年5月11日(日)の午前、第37回中野支部瞑想会を開催しました。今回は、初心者の方ばかりでしたが、充実した楽しい瞑想会となりました。全体としてはオーソドックスに、体操や『瞑想の真髄のサマリー』の説明、質疑応答、瞑想は4本、呼び水は「遠足やハイキング」。

今回の話題で興味深かったのが、何本か連続で行った方が瞑想は深まりやすいということが、市販の宝彩瞑想の本を読んだだけの方には、あまり伝わっていないということでした。
つまり、瞑想の第一段階の片付けと夢の関連性もいまひとつ。それぞれの本をよく読めば書いてありますが、瞑想=15分という印象だけが残っているようで。
だからこそ、こうして支部瞑想会を開く意味があるんだなあと思いました。

夢とはレム睡眠中での記憶の整理作業です。1回のレム睡眠の時間は15分くらいで、これが眠っている間に一定の間隔で起きています。6時間の睡眠だと4回ぐらいです。この15分×4回で、記憶の整理がすっかり終われば、「ああ、よく寝た」という感じで目覚めますが、記憶の整理がまだ終わっていなければ、「寝たりないなあ」と感じます。

瞑想の第一段階は、これと同じ記憶の整理作業をしています。いわゆる雑念の棚上げ、思考の片付けですね。瞑想中にこの片付けが終われば、自然に第二段階に入ります。つまり、論理的に言えば、6時間の睡眠が必要な生活をしている場合は、瞑想も15分×4回でマインドの机上が片付く。第二段階に入れるということです。

呼び水は、マインドの机上が完全に片付いてなくても、記憶情報にアクセスするコツですが、これも、ある程度は、アタマの中がクリーンな状態になってからやった方がいい。

また、15分という時間を目指して瞑想するのではなく、集中が切れたらいったんやめて、次の瞑想をした方がいい。なので、瞑想を深めようというのであれば、まとまった時間を取れるときに、3~5本ぐらい、休憩を挟みながらやってみるといいですよ。もちろん、1日1本の瞑想でも、意味のあるものですが。

といったお話をしたところ、参加者のお一人が、「以前、自宅で一本目の前に呼び水を試してうまくいかなかったけど、なぜだかわかりました」と。この日も、最後の瞑想の前に、呼び水を行いましたが、この方も、その呼び水の後の瞑想では、なんとなく思い出した記憶があって、呼び水のコツがわかった気がしたそうです。こういうのって、すごく嬉しいものです。

宝彩瞑想リーダー:チバ

4月の中野支部レポート|036

2014年4月29日(火)の午前、第36回中野支部瞑想会を開催しました。今回も、初心者の方がほとんどでしたが、ゆったりした楽しい瞑想会となりました。
内容的には、いつもの体操2種、声合わせから始めて、瞑想を何度かしながら、『瞑想の真髄のサマリー』の説明やいくつかのワーク、質疑応答。最後に、呼び水を使っての瞑想とオーソドックスな流れになりました。

今回の質問で興味深かったのが、『瞑想の真髄のサマリー』についていただいた質問です。『瞑想の真髄のサマリー』とは、瞑想前の準備から始まって、瞑想がどのように進み、悟りにいたるかをコンパクトにまとめたものです。いわゆる、瞑想の第一段階(表層瞑想・中層瞑想)、第二段階(深層瞑想)、第三段階(待機瞑想)の話。

そのサマリーの最初に「何も考えなければ、3分間で悟りは起きる」とあります。一方、瞑想の第二段階に進むきっかけとして、呼び水を使った瞑想などの説明をしたところ、無心を目指す瞑想と呼び水のような何かテーマをもった瞑想の2種類があるのかというご質問が。

まず、無心についてですが、瞑想の第一段階の終わりのあたりでも、頭がシーンとしていることはありますが、これはあまり長い時間は続きません。通常は、過去の思い出しが始まったり、過去の再体験が起きたり、その人にとって起こるべきことが起きます。まあ、エクスタシーが来たり、他のことが起きることもありますが。

これは、瞑想の第一段階で片付くのは現在情報・現在懸案情報であり、過去情報・過去懸案情報はまだ残っているためです。瞑想の第二段階に入ると、ずっと昔から持ち越しになっている懸案事項の片付けがようやくできるということです。
そして、「何も考えなければ、3分間で悟りは起きる」の「何も考えない」状態というのは、現在情報と過去情報が全部片づいた状態=瞑想の第三段階(待機瞑想)ということです。
全体の流れとしてはこんな感じですが、まずは、瞑想の第一段階の現在情報の片付けをしっかりやりましょう。

皆さんからの熱心な質問のおかげで、楽しい瞑想会となりました。参加者の皆さん、ありがとうございました。今回も感想をいただきましたので、下記に2つにご紹介します。

ゆりです、今日は瞑想会でお世話になりましてありがとうございました。初めて参加させていただきましたが、とても得るものが大きく、思い切って参加して良かったです。
本を読んで自分なりに実践していましたが、質問ができる心強さがあり、始められたみなさんが似たような悩みや疑問を持っていることがわかって、安心できました。

準備体操や声合わせがとても新鮮で、瞑想に関する解説も問いかけを交えて説明してくださり、とてもわかりやすかったです。呼び水では本当に子どもの頃の視点になって懐かしい場所を遊びまわれて楽しい時間となりました。

最初はいつもと違う状況に少し戸惑いがありましたが、最後は場所やシチュエーションも忘れて瞑想に入っていけてとても気持ちがよかったです。またぜひ参加したいと思っています。宜しくお願いします。

追伸
昼食の時のアドバイスもありがとうございました。とてもわかりやすく状況を説明してくださり、アドバイスをくださったので今の状況を前向きにとらえることができ、心が軽くなりました。

チバさんが制作に参加されたアプリをダウンロードしました!ひだまりLiteの言葉に、さっそくハっとさせられました。実は、朝が苦手でどうにかならないかと悩んでいたところだったので、明日から朝起き体操を実践してみようと思います(*^ ^*)

チバさんこんばんは。夜遅くにすみません!昨日はありがとうございました。久しぶりに瞑想して、頭がすっきりしたのか、夜のぐっすり感がすごかったです。

講座を始めて、めでたく修行生になってから、毎日の感情の変化に敏感になり、そして、それを大きくすることもあまりなくなりそこそこ穏やかに過ごせています。

仕事の問題はまだかかりそうですが、やけもおこさずに済んでいます。やめたい病も突発的に起きますが…仕事に行っちゃえばある程度おさまります。
上司を認められる理由。がんばって認められるまで探してます。1日じゃ無理でした…(´Д` )

また瞑想会、仕事の休みが合えば行かせてください。読んで頂きありがとうございました^ ^!

まどか

宝彩瞑想リーダー:チバ

3月の中野支部レポート|035

2014年3月16日(日)の午前、第35回中野支部瞑想会を開催しました。今回は、他の宝彩瞑想リーダーの方も参加してくれて、久しぶりに初心者からベテランまで入り交じった会となりました。

とはいえ、初心者の方が多めだったので、『瞑想の真髄のサマリー』などを使って瞑想の進め方の説明から始め、『音を聞く』『105引く7』『最初の雑念は何か?』といった実践的なワークによってマインドの働き方や思考とは何かを体感していただきました。たくさんの興味深い質問もあり、その中からいくつかご紹介します。

瞑想中に「これで瞑想が進んでいるのか」と考えてしまうのですが?という質問がありました。
瞑想中に、瞑想のことを考えるのは、仕事のことや人間関係での悩みと同じ雑念です。ただ、瞑想についての思考が出てくるということは、生活の上での大きな問題が片づいたからこそではないでしょうか。大きい懸案事項が残っていれば、瞑想のことは問題にさえならないはずなので。そういう意味では、瞑想(アタマの中の片付け)が進んでいるんだと思います。

とはいえ、瞑想についての思考も棚上げする必要があります。ぼくの経験から言えば、まずは、アタマが自分のために、どうすれば瞑想がうまく進むかと考えているのを認めてあげること。

「考えてはいけない」と考えを禁止しようとすると、アタマはその思考にますます執着します。また、「瞑想のことを考えてはいけないのに考えてしまった。と、また考えてしまった。あ、また考えた……」と禁止すればするほど、アタマはどんどん考えを増やしてしまいます。

なので、アタマは、自分のためによく働いてくれてるなあと認めてあげて、「でも、今は瞑想中だから、瞑想のことは瞑想が終わってから考えよう」と棚上げする。結局のところ、仕事のことや人間関係での悩みと同じように、瞑想のことも棚上げすればいいわけです。

「これまで瞑想してどんな効果を感じましたか?」という質問。
個人的には、頭がすっきりするだとか睡眠時間が短くてすむとか、エクスタシーは気持ちいいし、過去の思い出しはすごく懐かしくて豊かな気分になるだとか、いろいろあります。でも、瞑想の効果については、本当は、知らない方がいいくらいです。宝彩先生の本に、すでにいろいろ書かれていますが(笑)

瞑想の効果を期待して瞑想するのは、さきほどの「瞑想が進んでいるのか考えてしまう」のと一緒で、それ自体が思考の元になりやすいからです。それよりも、今、アタマがつかんでいる考えに気づいて、ひとつずつ棚上げしていくこと。

そうやって瞑想の第一段階の作業を丁寧にやっていけば、本に書かれているような素晴らしい瞑想の効果をご自分で体験できると思います。最初は、いくら瞑想しても、雑念にきりがないように思われるかもしれませんが、大丈夫です。マインドの机上に載っているものをひとつひとつ片づけていけば、いずれ雑念はなくなります。

今回も、熱心な皆さんからの質問で、個人的にも面白い瞑想会でした。参加者の皆さん、ありがとうございました。今回も感想をいただきましたので、ご紹介します。

千葉さま

こんにちは。先日の瞑想会では大変お世話になり、ありがとうございました。とてもとても勉強になりました。一人で本を読んで実践していた時は「これでいいのかな??」と思ってしまって、またマインド爆走させてました^^;

瞑想会では、直近のセッションで疑問に思ったことをすぐにご質問して丁寧にご指導いただけてとても良かったです。また「最初の雑念はなに」というワークで千葉様が仰った「微細な思考に気づく」というお話もとても印象的でした。

今までは大きな思考にしか目がいきませんでしたが、そのようなご指摘を受け、いかに小さな思考が超高速で飛び交っているか、そしてそれらもきちんと捉えていく必要があることを学びました。

瞑想会の後、以前、読んだ宝彩先生の「気楽なさとり方」を再読し、「そうか、そういう意味だったのか〜!」と目から鱗がぼろぼろ落ちてきて、これも瞑想会での実際の体験のおかげかなと思います。

今回の瞑想会で、宝彩瞑想の奥深さ、素晴らしさを垣間見ることができたかなと思います。始める前はちょっとめんどくさいですが、やり始めるとかなり楽しい修行ですね^^また今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

こんばんは。チバです。感想メールありがとうございました。こういった感想をいただけるのは、とても嬉しいです。瞑想の楽しさや面白さが実感できたようで、それが何より嬉しいです。

「気楽なさとり方」は、ぼくも大好きです。さらに理解が進んだようで素晴らしいですね。

こちらこそ、ありがとうございました。質問等あれば、メールでもお気軽にどうぞ。それでは、またお会いできるのを楽しみにしています。

宝彩瞑想リーダー:チバ

2月の中野支部レポート|034

2014年2月16日(日)の午後、第34回中野支部瞑想会を開催しました。今回は、瞑想会初参加の方から、「週数回程度のペースで瞑想を続けて心が落ち着く気はするのですが、(宝彩先生の本で)瞑想の第2段階と書かれている現象は感じられませんが」との質問をいただきました。

まず、深い瞑想に入るには、通常、3〜5本程度の瞑想が必要です。瞑想の第一段階で、マインドの机上をきれいにする、つまり思考の種をすべて片づけることが第二段階へ行くための要件だからです。3〜5本程度というのは、レム睡眠時の記憶の整理作業が一晩で行われる回数と同じです。
ということで、一日一本の瞑想でも、頭がすっきりしたり心が落ち着いたりと素晴らしい効果がありますが、瞑想をより深めたいということであれば、休日などに時間を作って取り組むことをお奨めしました。

また、なるべく早くマインドの机上をきれいにするには、日中の過ごし方が大切だということも。「瞑想のニュートン算」や「心のシステム図」「愛と欲の8要素表」を使ってアタマの仕組みといわゆる日常の修行の具体的なやり方を説明しました。

ただ、ちょっと情報量が多くて消化不良になるかと思い、まず、気分が悪いことに気づくこと。そして、その元になった出来事を「ありがたい」と思う。ありがたいと思ったら、次は、「なぜ、ありがたいのか」という理由をしっかり考える。マインドは、「ちっともありがたくない」と抵抗するかもしれないけれど、クイズだと思って考えてみる。
そうやって、ありがたい理由をいくつも考えて、気分がすっきりすると、その出来事は感情的なしこりのないただの記憶になり、瞑想での棚上げも簡単になる。といったお話をしました。

また、「第二段階へ行きたい」「どうすれば瞑想が深くなるのか」「今どのくらい深くなっているのか」などといった思考も、まさに雑念であり棚上げの対象ですということも。

腹式呼吸の練習や何度か瞑想した後、連想ゲーム形式で呼び水をやってみたところ、皆さん、それぞれ懐かしい記憶を思い出されたようです。今回も、充実したいい瞑想会になりました。参加者の皆さん、ありがとうございました。
今回も感想をいただきましたので、下記にご紹介します。

チバ様

日曜日はご指導ありがとうございました。
本を読みながら試していたことを実際に見ることができ、とても参考になりました。また、過去を思い出す感覚とはこういうことかなと、少し理解できて良かったです。思い出連想ゲームの時点で、過去の記憶にかなり近づいていたんな感じました。

気持ちの切替え方のお話も「なるほど〜」と思いましたが、同時にいつもと違う頭の使い方がパズルのようで難しさも感じました。意識的に逆の視点に切替える練習もしてみようと思います。

いろいろな工夫をしながら実践されているのを知り、自分も楽しみながら続けたいと思いました。また、疑問がたまってきたら瞑想会に参加してお話をお聞きできればと思います。

よこかわ様

うれしい感想メールをありがとうございました。
そうですね。瞑想や修行は、自分なりにいろいろ実験・工夫するのが楽しいです。また、いつでもご参加ください。その時まで、よこかわさんにどのような変化があるのか楽しみにしています。

宝彩瞑想リーダー:チバ

1月の中野支部レポート|033

2014年1月5日(日)の午後、第33回中野支部瞑想会を開催しました。今回は、e-講座受講を検討されているAさんから、どのコースがいいでしょうかとご質問が。興味や瞑想の進み具合などを聞いてみると、瞑想中に脈絡のない映像が見えたり、普段とは違った身体感覚が起きたりすることに多少の不安を感じているようでした。

なぜそういった現象が瞑想中に起きるのかを、夢(記憶の整理作業)や内部情報スクリーンなどに基づいて、ざっと説明し、その上で、マインドの仕組みを理解しておけば、瞑想で迷うこともないだろうとアドバンスコース(A)をお勧めしました。

また、久しぶりに腹式呼吸の練習をし、いくつかのセッションも行いました。

下記のテーマで思いつくことをそれぞれ5~10ずつ書き出してもらって、その都度の気持ちの変化を感じていただきました。

今思いつくありがたいこと

普段は当たりまえだけど、よく考えるとありがたいこと

あんなことがなければ良かった、あんなことしなければ良かったといった後悔

その後悔からひとつ選んで、それが起きて良かったと思える理由

私の人生が素晴らしい理由、今まで生きてきて良かった理由

なぜこのようなことをするのかという説明としては、次のようなお話をしました。
アタマは、問題を見つけて改善するのが仕事なので、放っておくと不満ばかりになる。行き過ぎになる。でも意識すれば、こうやって愛の方向で考えることもできる。解釈を変えることもできる。
すると満たされた気持ちになるので、今まで問題だと思っていたことも問題だと思わなくなったり、瞑想的なことで言えば、棚上げも「幸せなら、まあいいか」と簡単にできるようになります。

皆さんの人生が素晴らしい理由を聞いていると、こちらまで胸がじ~んとしてきました。参加者の方が「ありがたいことっていっぱいあるなあ」とつぶやいていたのも印象的。そのためか、いつもに増して穏やかな瞑想会になりました。
誰の人生も、本当に、かけがえのない素晴らしいものですね。ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

REPORT LIST