9月の中野支部レポート|084
2018年9月16日(日)の午後、中野支部瞑想会を開催しました。瞑想4本、体操2種、『瞑想の真髄のサマリー』『瞑想和讃』の唱和と解説、その他質疑応答。
今回は、C呼吸講座を受講している方がいたので、呼吸法の実践練習も行いました。A呼吸から始めて、AB呼吸、B呼吸、C呼吸と進めていきましたが、そのC呼吸講座受講生の方は、なかなかお腹が膨らまないようでした。いろいろとアドバイスして、繰り返し練習してもらっているうちに、お腹を膨らませる感覚が掴めたようで「これからも練習してみます」と嬉しそうでした。
また質疑応答では、愛と欲の8要素の「比較」に関して下記のような質問がありました。
職場でいつも一番早くさっさと帰る人がいて、それが気になる。プログレスコースのおかげで「ああ、これは比較だな」と気づいたので、「それでよろしい」と思ってみてもスッキリしないのですが?
なるほど、それは愛と欲の8要素の「比較」ですね。たしかに比較の反対は大肯定なので「それでよろしい」で合ってます。比較をやめるというのは、その比較をしている判断基準をおろすということです。
ところで、その時の「それで」の「それ」は何を指しているんでしょう?「それでよろしい」と思って、すぐに抜けられない場合は、そのあたりをもう少し詳細に観た方がいいかもしれません。
たとえば、その人が早く帰るおかげで自分の仕事が増えるのが嫌だと思っているのか。あるいは、空気を読まないで身勝手な行動をするのを許せないと思っているのか。他にもいろいろなパターンが考えられますが、Aさんは、何をもって「それではよろしくない」と自分が判断しているのか。
もし、自分の仕事が増えるのが嫌だと思っているのなら、「どうぞ、どうぞ。早く帰ってください。私にまかせてください」と思ってみる。
この場合は、判断というより、いわゆる欲を手放すことになりますね。もし、身勝手な人だと批判しているなら、「自分の意志がはっきりしてて素晴らしいなあ」と大肯定してみる。「あの人が先に帰ってくれると他の人も帰りやすい。ありがたい」とかでも抜けられそうですね(笑)。
欲の4要素(get, hold, compare, more)は全部繋がっているので、ひとつの要素でうまくいかなければ、あれこれ試してみるといいと思います。やってると、意外な欲が発見できたりして面白いですよ。
今回の「呼び水」のテーマは秋のイベント。運動会、玉入れ、かけっこ、テント、運動会の音楽、ピストル、万国旗、遠足、お月見、ススキ、落ち葉、銀杏、栗ご飯、茶碗蒸しなど、連想ゲーム形式で、たくさんの懐かしい事柄が出てきました。
そのあとの瞑想では、みなさんそれぞれ過去情報にアクセスできたようです。中でも「今回の瞑想会では過去の特定の日を思い出して楽しかった」という方がいて、その内容を語るいきいきとした表情が印象的でした。
宝彩瞑想リーダー:チバ