宝彩瞑想会|中野支部

瞑想の基本から、その奥まで。

第001回 中野支部Zoom瞑想会レポート

2020年12月27日(日)の夜、第1回目の中野支部Zoom瞑想会を開催しました。20時30分から2時間、質疑応答と瞑想3本でした。今回は質疑応答から2つのトピックをご紹介します。

★仕事が忙しくて……

現在、仕事はリモートで、なるべく毎朝、瞑想するようにしている。1日のうちにもう少し瞑想をしたいけれど、忙しくてやらなければいけない仕事をやってるうちに押し流されるように1日が終わってしまう。また仕事をしながらも、他のやらなければいけない仕事のことを考えてよけいに疲れてしまう。

自分で決めた時間にアラームをセットして、その時間になったら何をしていてもそれを中断して瞑想するのはどうでしょう?マインドに有無を言わせずに。

そうですね。忙しいといってもネットを見てたりする時間はあるわけだから瞑想する時間がないわけでもないですし、時間を決めてやるのはいいと思います。やってみます。

あと、他の仕事のことを考えるのをやめるには、やる仕事を書き出しておくのがいいですよ。アタマは忘れてはいけないことを忘れないように、何度も繰り返し思い出そうとします。書き出してアタマの外に置いておくと、その作業は不要になります。もし、気になって思い出したとしても「それはもう書いてある」とマインドに言ってやれば、すぐに棚上げできます。

★瞑想中にマントラの唱え方を変えることについて

瞑想の終盤、いい感じになってきた時にマントラの唱え方を、ゆっくりで静かな感じに変えると、マントラにより集中できて雑念が少なくなる感じがするのでそうしてるんですが、そのうち雑念に気づけない状態になっていることに気づいて瞑想を終了するという感じなのですが?

僕も瞑想中にそういった工夫をしてみたことがありますが、瞑想中にマントラの唱え方を変えると、その効果・結果をアタマが気にしていませんか?
「このやり方でいいのかな?」とか「よし、マントラに集中できてる」とか「やっぱり雑念が出てこないな」とか、ちらちら考えてないでしょうか。
瞑想がうまくなりたいという欲からの思考ですね。そういったことを考えてるため、他の思考が出てこない=雑念が少ないと感じているのかもしれません。このあたりは見逃しやすい雑念なのでしっかりチェックした方がいいです。
僕としてはマントラの唱え方を変えるのなら、次の瞑想の最初から変えてみる方が経験的にはいい気がします。

宝彩瞑想リーダー:チバ

Zoom瞑想個人セッション・レポート02

11月22日の午後、Zoom瞑想個人セッションを行いました。
今回は、仕事の時間が不規則で瞑想がなかなか習慣化しないというOSさん。
OSさんの質問に答えていく形で瞑想の基本について説明をしながら、瞑想を3本行いました。質疑応答からいくつのトピックをご紹介します。

無心とは
無心とは、「マントラに集中して他のことを考えない」ことではない。マインドのテーブル上のデータ(短期記憶)を片付けていき、考える案件がなくなると、マインドの動きが止まる。これが、無心。瞑想の第一段階の終わり。

雑念は出てきていい
出てきた雑念しか片付け(=棚上げ)られないから雑念(思考)が出てくるのは、ある意味いいこと。マントラは雑念を引き出す道具。
片付ける雑念は、その日1日の見たこと、聞いたこと、考えたことの記憶データ。瞑想中、アタマが大事だと思っているものから順番に出てくる。出てきた雑念を追いかけない。
出てきた雑念をどんどん棚上げしていく。これが瞑想の第一段階での作業。

瞑想と記憶の整理
通常は、夜寝ている間のレム睡眠時にこれらの記憶データは整理・収納される。その途中で目覚めると、「夢を見ていた」と思う。データの整理がすべて終わった状態で目覚めると、「よく寝た、すっきりした」と感じる。
瞑想での雑念の棚上げはこの記憶の整理作業を前倒しでやっている。

大きなデータは、日中に小さくしておく
日中に、マインドのテーブルにデータが溜まりすぎると、イライラしたり眠くなったり不調になる。瞑想中にも棚上げが難しい雑念として出てくる。
なので日中から無駄なデータを作らない。ネガティブな感情を伴うデータは大きなデータになる。そういうデータは、『欲の思考』を『愛の思考』に変換するなどして日中に小さくしておく。

『欲の思考』から『愛の思考』への変換
『愛の思考』への変換で分かりやすいのは、『感謝』。嫌なこと、気分が悪くなるようなことが起きたとき、「ありがたい」と思ってみる。
ただし無理矢理、ありがたいと思おうとしても無理なものはムリ。コツは「ありがたいと思ってもいい理由」を考えること。「ありがたい、でもなぜ?」と自分(マインド)に問う。できるだけ多く理由を考えていくと、ある瞬間に、本当に「ありがたい」気分になる。この体験はすごく面白い。
今度嫌な気分になることがあったら、その体験をするチャンス。

「雑念が少なくなってきた」と思うのも、雑念
「雑念が少なくなってきた」だとか「瞑想がちゃんとできてるかな?」とか「何か雑念はないかな?」といった、瞑想に関する思考も見逃さずに、棚上げする。

習慣化のアドバイス
時間で習慣化できないのであれば、すでに習慣になっている行動のあとに瞑想するようにしてみては。歯磨きや洗顔、食事など。
不規則な生活をしている人ほど、瞑想をした方がいい。睡眠不足の解消や、自律神経を整えるなどの効果があるので。

今回も感想メールをいただきましたのでご紹介します。

チバさま

こんにちは、OSです。
先ほどはセッションをして頂き、ありがとうございました。

個人セッションは初めてでしたので、少し緊張しておりましたが、とても学びの深い時間を過ごせました。

瞑想の基本を学ぶことができました。

瞑想をするたびに振り返る時間があったので、色々なケースのアドバイスを頂けて、自分ではわからないことが教えて下さって、理解が深まりました。

習慣化についても、親身にアドバイスをくださり、実現しやすいと感じました。

今日の感覚を大切に、習慣化を目指します。

貴重な機会をありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

11月の瞑想会レポート|104

11月3日(火・祝)の午後、中野支部瞑想会を開催し、充実した瞑想会になりました。いくつか質疑応答で出たトピックをご紹介します。

心配事の言葉を棚上げしても……
瞑想中に心配事の言葉を棚上げしても、心配な気持ちは残ったままになっているがどうすればいいのか?という質問に対して。

心配や不安、怒りなどのネガティブな感情が付いた案件は、棚上げしたつもりでもまだ手放していない、忘れていないことがある。
マインドのテーブルの手近なところに置いてあって、ちらちらそれを見て、完全には忘れないようにしている。

そういった重い案件は、瞑想中だけでなく、日中から何度も考えている。
瞑想中になんとかしようとするより、瞑想前に軽い小さいデータにしておいた方がいい。
軽いデータとは、心配などのネガティブな感情を伴わない、ただの事実の記憶。そのためには解釈の変更をする。
感情ではなく、その感情を生み出している思考=欲をしっかり見て、欲の思考を愛の思考に解釈を変換する。

わかりやすいのは、欲とは自分のための思考なので、相手のための思考(愛)に変更すること。
たとえば仕事のミスをして「怒られたくない」のであれば、「怒ってくれて、ありがたい」と考え、その理由をマインドに考えさせる。
最初はこじつけのような理由しか思いつかないかもしれないけど、「ありがたい」理由を積み重ねていくと、ある時、パッと気分が変わる。
今度、怒られそうになったらチャンスなので、ぜひやってみてください。

マントラを唱え続けることが無心ではありません。
むしろマントラは、雑念を引き出すための道具と考えたほうがいい。出てきた雑念を棚上げすることで、マインドのテーブルから思考のメモが片付けられます。思考のメモを全て片付ければ、考える案件がなくなるので、マインドが動かなくなります。マントラも消える。これがいわゆる無心、無思考です。

音について
瞑想が深くなってくると五感情報の遮断が起きる。身体の感覚がなくなったり、音が聞こえなくなったり。それぞれの感覚センサーをぎゅっと絞って遮断している。
逆に、家具や建物の軋みといった普段は聞こえない小さい音が、ものすごく大きな音に聞こえることもある。センサー部分がいいかげんというか無防備になっているとこういったことが起きやすくなる。

第二段階に行けない
瞑想が深くなりたいと思いながら瞑想していると、決して瞑想は深くならない。
「瞑想が深くなりたい」という直接的な言葉でなくても、瞑想の状態をチェックしようとするマインドの動きがある。
「集中できているか?」「棚上げできているか?」「うまく瞑想ができているか?」とか。すべて「瞑想が深くなりたい」欲から発生している。
こういった思考・雑念を見逃さないこと。

また、「瞑想が深くなりたい」欲も、瞑想前に小さくしておくのがいい。
瞑想がうまくなることで何を期待しているのか?
つきつめていけば、瞑想がうまくなれば「幸せ」になれると思っている。
それなら、「もう私は、幸せだ」「瞑想ができてありがたい」と瞑想の前屈の時に思ってみる。
自分が幸せな理由、感謝できる理由を少し考えてみる。

感謝のコツ
当たり前だと思って気にもとめないようなことまで感謝の基準を下げる。たとえば、空気があるありがたさ。もし空気がなかったらめちゃめちゃ苦しい。空気さえあれば、他はなにもいらないと思う。今、いくらでも吸えるありがたさ。なんて幸せなんでしょう。
瞑想上達の本当の目安は、人生が楽しくなっているかどうかです。

今回も感想メールをいただきましたのでご紹介します。

チバ様

お世話になっております。
本日はありがとうございました。

4回の瞑想、大変濃い体験でした。
宝彩先生、チバ先生の心象風景を覗くことが出来ないので、どのような体験・体感が本当の瞑想なのかを模索する日々でしたが、瞑想に対する欲もなくし、あるがままに、ですね。
そして、負の感情をポジティブに変換し日々楽しく生きていこうと思います。

怒られるのが怖いという件、それから個人的に感じている課題の常に緊張感がある件もですが、正直以前から薄々感じていましたが、やはり子供の頃に親からの要求が高かった関係もあるかなとは思います。(とはいえ、親との関係が良好であるということは断っておきますが...)
呼び水での思い出す過去の風景、それからこれまでの瞑想中に出てくる風景ともに、両親に関する思い出は出てこなくて、一人遊びをしていたところや、同居していた祖父母の映像ばかり出てくるんですよねぇ。
あまり怒られていなかった(ような記憶がある)弟はのんびりな性格なので刷り込みの影響は大きいですね。

音の件も本当に参考になりました。
瞑想中、異様に音が鳴るように感じていたので(部屋の軋みとか)、瞑想中ってもしかして霊感が強くなるのかなとちょっとスピリチュアルな方に傾くところでした(笑)

悪戦苦闘していますが、本当に、瞑想は奥が深く、楽しい、と毎回実感しています。
今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

SR

宝彩瞑想リーダー:チバ

Zoom瞑想個人セッション・レポート01

2020年10月25日の午後、Zoom瞑想個人セッションを行いました。
瞑想の状況や日常の修行(解釈の変更等)あるいは現在、問題に思っていることなどいろいろとお話を聞きながら、それに対して僕がコメントしていく形で進めて行きました。瞑想は3本。「呼び水」も行いました。
感想メールをいただきましたので、ご紹介します。

チバさん、こんばんは。

先日は、瞑想個人セッションありがとうございました。
瞑想も第二段階に行けて良かったです。

画面越しでも、対面での個人セッションは、充実したセッションでした。

瞑想終了のときの鎮の音はちょうど良い音量でした。
自然に瞑想から抜けられました。

瞑想中に流す、タンブーラの音は今回はありませんでしたが、普段からタンブーラの音は流していないので、集中できたと思います。

チバさんの誘導ナレーションは自然で、宝彩先生の誘導ナレーションと変わりないので、スムーズに瞑想に入れました。

普段の瞑想は寝る前の10~15分の1本程度で、日中は瞑想できないと思い込んで、第二段階に行けるとは思わなかったのですが、瞑想個人セッションで、3本目に第二段階に入れたのには驚きでした。(呼び水は子供のころ好きだった食べ物。)

2時間近くのセッションで、日頃、重たいデータとして棚上げしにくい懸案事項が、マジックのように悪い気分から抜けられました。

以下、瞑想個人セッションで聞いたこと。

・結果はコントロールできない。
・嫌な気分になることを考えない。
・幸せだと思える理由を5つ考える。
・マインドは心配の種を探し回っている。
・マインドと距離を置く。
・加齢に伴う、身体の衰えが心配という相談について、

チバさんも実家に帰省するたびに、親の老いる姿を見ると嫌だった。
自身も年々体力の衰え、以前できたことができなくなってくるにつれ、年老いていく親も優しい目で見ることができた。

出来なくなっていくことを、新しい経験ができる。と捉える。

以上です。

ありがとうございました。

KC

KCさんは長く瞑想を続けているけれど、瞑想の第二段階にはほとんど行った経験はなかったそうです。ただ、いろいろとお話を聞いていると、瞑想はかなり深くなっているようなのに、瞑想の第二段階に対して難しいものというイメージをもっているようでそれがネックになっている気がしました。
2本瞑想したあと、「呼び水」をやって瞑想したところ過去情報にアクセスできたようです。引っ越す前に子供の頃、住んでいた家が出てきて、家の中や外にあちこち行ってみたそうです。「日に焼けた畳も思い出しました」という嬉しそうな顔が印象的でした。

他には、自分にできること(行動)とできないこと(結果のコントロール)を見極めて、今できることだけに集中しましょうという話。
たとえば、誰かに何かをしてもらいたい。自分ができるのは相手に頼むことです。頼んだことを相手がするかどうか・できるかどうかは、自分では確定できません。横着なマインドは自分からは何も言わずに相手にしてもらうなんてことを望んだりしがちですが、自分にできることはしっかりやりましょう。結果がどうなるかは「お任せ」です。

将来の不都合を想像して不安になるという話もありました。
それについては、「今はまだ何も起きてないですよね。その何も起きていない今に対して、未来の不安と同じぐらい満足なり感謝をしていますか?」と。
もししてないなら、もったいないですね、不安なことだけ考えるのは。今度不安なことをマインドが考えているのに気づいたら、その考えをいったんやめて、まず今が幸せな理由を5個とか10個考えてみてください。きっと気分が変わると思います。その状態でまた考えなおしてみてください、と。
実際にセッション中にやってみると、ご自分でも驚くほどの変化があったようです。

そのマジックのような気分の変化も「呼び水」で第二段階に行けたのも、KCさんのこれまでの積み重ねのおかげかなという気がします。
KCさん、ありがとうございました。

宝彩瞑想リーダー:チバ

10月の瞑想会レポート|103

10月11日(日)の午前、中野支部瞑想会を開催しました。今回は、本を読んで8月ぐらいから宝彩瞑想を始めた方が参加されていました。

本を読んだだけでは、自分が瞑想できているかどうかわからなかったようでしたが、今回、参加されたことでいろいろと得るものがあったようです。宝彩瞑想にたどりつくまでの、いくつかの他の瞑想法の話も聞けて面白かったです。

腹式呼吸の練習、質疑応答、瞑想3本、呼び水などを行いました。今回も、質疑応答からいくつかのトピックをご紹介します。

瞑想にとっていい呼吸とは、「瞑想の邪魔をしない呼吸」です。
何か特別な呼吸をするとそれが瞑想の助けになるわけではありません。瞑想が深くなった段階のことを考えれば、「瞑想の邪魔をしない呼吸」というのは、腹式呼吸や丹田呼吸(C-呼吸)にあたります。
ですが、腹式呼吸に慣れてない方が瞑想中に腹式呼吸をしようとすると、それは「瞑想の邪魔をする呼吸」になります。自分がうまく腹式呼吸ができているかどうかアタマがチェックしようとするからです。そういった思考も雑念です。なので、腹式呼吸まだ慣れてない場合は、瞑想とは別の時間に、腹式呼吸の練習をした方がいいです。瞑想中は呼吸のことは気にしない。もし、呼吸のことが気になっても、他の思考と同じく棚上げしましょう。

マントラを唱え続けることが無心ではありません。
むしろマントラは、雑念を引き出すための道具と考えたほうがいい。出てきた雑念を棚上げすることで、マインドのテーブルから思考のメモが片付けられます。思考のメモを全て片付ければ、考える案件がなくなるので、マインドが動かなくなります。マントラも消える。これがいわゆる無心、無思考です。

雑念は雑な考えなどではなく、マインドがそのとき、大事だと思っている考えです。
それが優先順位に従って出てくる。棚上げをして、瞑想の第一段階を進めていくと、出てくる雑念はだんだん小さなものになっていきます。

感情、特にネガティブな感情を伴うものが「大きな雑念」です。
そういった雑念は瞑想する前に、愛と欲の8要素表などを使って小さくしておいた方がいい。

瞑想がうまくなっても、毎回の瞑想は思考の棚上げ(瞑想の第一段階)から始まります。
マインドのテーブルに溜まっているメモを片付けることが必要なので。

瞑想が深くなると、その人にとって必要なことが起きてきます。
瞑想中に目が圧迫されるような感覚が出てくるのは、普段から目に力が入っているのかもしれない。瞑想でいろいろな刺激や思考を排除して、ようやく自分の力みや緊張に気づけるということがあります。そういった緊張や姿勢の問題が瞑想中に出てくることもあるが、ほっておくと身体が勝手に調整してくれます。

呼び水は楽しい記憶につながるものがいい。
子どもの頃好きだった玩具、遊び、料理などから。瞑想会では連想ゲーム形式だが、一人でやる場合は利き手じゃない方の手で玩具や食器などの絵を描いてみるのもいいやり方。

「瞑想してて頭のあたりがふわふわ気持ち良くなることがあるがこれはエクスタシーか?」という質問がありました。
エクスタシーはかなりはっきりした感覚なので、いわゆるエクスタシーではないかもしれない。でも、気持ちいいのは、それ自体がいいことです。かなりリラックスできているということでしょう。

過去情報は初めて呼び水をやったときには出てきやすい。欲がないから。
2回目から「もう一度」という欲が出てくると難しくなります。なので呼び水は、何本か瞑想してある程度片付いた後で、遊びのつもりでやってみるといいでしょう。一度できたことは、また必ずできます。欲さえなければ。

今回が初参加のSRさんから感想メールをいただきました。

チバ様

お世話になっております。先日の瞑想会に参加したSRです。
こちらこそ大変有意義な時間を持てましたこと、感謝しております。

呼吸法のお話は大変ためになりました。
随意筋を動かさないことが大切、と本にありましたが具体的なデメリットがイメージできませんでしたが、実際に腹式呼吸と丹田呼吸をすることでコツがつかめたような気がします。

呼び水から昔の記憶を思い出すワークも面白かったです。
テラスの柱を鉄棒のように登ったとお話ししましたが、ペンキが剥げたところのざらつきまで思い出しました。

瞑想をすることで日々の喜びが増えていく気がします。(これは実際にラッキーな出来事が増えているというよりも生活の視野が広がっているということかもしれません)
これからも瞑想を続け、また機会があればぜひ瞑想会に参加したいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

SR

宝彩瞑想リーダー:チバ

8月の瞑想会レポート|101

2020年8月16日(日)の午後、中野支部瞑想会を開催しました。今回は、本は読んだけれど、実際には瞑想したことがない方が参加されていたため、イチからの説明・実践となりました。質疑応答からいくつかのトピックをご紹介します。

瞑想する環境・時間について

なるべく五感情報が入らない環境、真っ暗で無音で暑くもなく寒くもないのが理想。でも、理想にこだわりすぎないでできる範囲で工夫すればいい。瞑想する時間は、自分の生活のリズムに合わせてやりやすい時間でOK。朝、夕方、夜など時間を変えて瞑想してみるのも面白い。

雑念は出てきてもいい

雑念は出てきてもいい、というか出てくるもの。雑念が出てくるから、それを片付けられる。瞑想の目的はマントラに集中することではない。マントラに集中して出てきた雑念を片付けていくことが目的。
目指しているのは精神統一ではなく、無思考。雑念が全部片付けば、瞑想の第二段階に入れる。なので、次々と雑念が出てくるのはOK。ひとつの思考を追いかけてはいけない。

瞑想は集中できなくなったらやめる

瞑想は長くても15分まで。ただし、集中できなくなったら、そこでやめた方がいい。ここで言う「集中」は、マントラを唱え続けることではない。雑念を追いかけたままマントラに戻れなくなっている状態が集中できていない状態。浄化三手順が回っていない。それだと、座って考えごとをしているだけ。瞑想ではなくなっている。いったんやめて、少し休憩してから瞑想を再開した方がいい。

日常の過ごし方が大切

大きな案件を抱えて瞑想するよりも、大きな案件は瞑想する前に小さくしておく方がいい。大きな案件とはネガティブな感情を伴うもの。怒り、イライラ、心配、不安、後悔、嫉妬、執着など。感情は思考から生まれる。ある出来事を自分がどう解釈しているかを観る。その解釈を変えれば、そこから生まれていた感情も変わる。そうすると大きな案件も感情を伴わないただの出来事になる=小さくなる。

解釈の変更

解釈の変更には、「愛と欲の8要素表」が参考になる。自分の欲はどれなのかを観る。それを愛の方向に変える。どの欲か分からなければ、とりあえず「ありがたい。でも、なぜ?」と自分に問いかける。ただし欲(欲しい)を愛(あげる)に変える際、本当にあげる必要はない。いい人、愛の人になりましょう、ということではなく、自分の悪い気分を消すため。気分が変わった後で、もういちど出来事全体を見直すと、欲のない状態で公平な判断ができる。『気楽なさとり方』の最後の章が参考になる。修行は本で読むのも面白いけど、自分でやるともっと面白い。

瞑想の第二段階

瞑想の第二段階では、その人に必要なことが起きる。起きるままに任せる。自分でなんとかできるのは瞑想の第一段階。浄化三手順だけ。早く瞑想でいろいろ体験したいとか、第二段階に行きたいとか思うのも雑念なのでしっかり棚上げ。

オススメ本のリスト

『りゅら姫物語』
愛と勇気と、涙と笑いにあふれた、当代一級の大人の長編ファンタジー。りゅら姫一行の成長物語。

『瞑想の夜明け タンジャ物語』
どのように「瞑想」が成立したのか、その貴重な発想と創意工夫のSF物語。瞑想とはいったい何をどのようにすることなのか、また、なぜ、そうすることが意味があるのか、それらの目的や意図も含めて、根本的に深く理解することができます。

『宇宙詩抄』
あるときは、歓喜に打ち震えたり、あるときは、いわゆる宇宙と渾然一体となったり。悟りの素晴らしい世界がそこに広がっている。

『宝彩BBマガジン』
「瞑想」と「修行」の専門マガジンです。宝彩先生の書き下ろし、瞑想会書き起こし、e-講座受講生の体験談など。

宝彩瞑想リーダー:チバ

2月の瞑想会レポート|100

2020年2月23日(日)の午後、第100回中野支部瞑想会を開催しました。いつにもましてリラックスした雰囲気の楽しい瞑想会となりましたが、今回は、恋愛についての話がありましたのでいくつかご紹介します。

元彼との楽しかった思い出がたくさんあって、それを思い出すと苦しくなるという話がありました。楽しいことを思い出して苦しくなるのは、なぜでしょう?
そうですね。欲が、満たされない欲があるからです。たとえば、あの楽しかった時間を「もっと」味わいたいというような。その場合は、欲の4要素で言うとmore(もっと)なので、その反対はenough(感謝)ですね。
その楽しい思い出をたくさん作ってくれた相手に、感謝しましょう。そんな人と出会えたことに、感謝しましょう。すごくありがたいことじゃないですか。そんな思い出があるなんて。

おつきあいする相手を探し始めると、次々に相手が現れて、どうなるのか自分でもよくわからないという話に対しては、恋愛の相手としていちばんいいのは、「自分が、愛をいちばん出せる相手」ですよ。いちばん愛してくれそうな相手ではなく。いずれにしても、恋愛はいい修行のネタになりますね。しっかり楽しんでください。

宝彩瞑想リーダー:チバ

1月の瞑想会レポート|099

2020年1月26日(日)の午後、中野支部瞑想会を開催しました。今回は、質疑応答を交えながら、基本的な瞑想の解説からもう少し先の段階の説明を行いました。下記に、質疑応答の中からいくつかのトピックをご紹介します。

アタマがマントラを唱えることに飽きてからが瞑想です。
飽きると雑念が出てきます。雑念が出てくるのは、ある意味いいことです。雑念が出てくるからこそ、棚上げできます。

棚上げの感覚とか瞑想状態がどんなものかを気にしなくていい。
それよりも、そんなふうに瞑想がちゃんとできているかどうかと瞑想中に考えていたら、それも雑念です。しっかり気づいて棚上げしてください。棚上げをしっかりしていけば、瞑想は自然に深くなっていきます。

外部情報(五感情報)は基本的に放っておくのがいい。
それをどうすればいいのか考え始めると思考がふくらみます。その感覚があること認めて、抵抗せずにほうっておくと、いずれ消えます

瞑想の第一段階の終わりあたりで、どうすれば第二段階に行けるかは、言葉で説明はできません。もしその説明を聞くと、瞑想中にマインドは「それをやってみよう」とします。これも雑念です。なので「こうするといい」といったことは、なかなか言えません。とはいえ、最後のあたりは、もう少しいいかげんになってみるといいかもしれません。あるいは、ある程度片付いてきたら、呼び水をやってみるのもいいかもしれません。
いろいろと試行錯誤してみてください。

マインドは深い瞑想に入ることを恐れています。
無心になるというのは、自分(マインド)が消えることなので。マインドは瞑想に協力するふりをして、深い瞑想に行かせないように思考を手放さない。瞑想中に、瞑想について考えたり、あるいは、あらかた雑念が片付いてるのに、「呼吸」や「マントラ」や「寝てはいけない」ということにしがみついたりだとか。

いい瞑想ができたあと、次の瞑想でその状態を再現しようとすると、それまでなかった「いい瞑想を再現したい」欲が邪魔して、かえってうまくいかなくなります。瞑想をうまくなりたいと思うのはいいことですが、瞑想中は、そのうまくなりたいという欲の思考も手放すこと。
最初から、欲から瞑想をやるのではなく、瞑想を楽しむ、瞑想を面白がってやってみるのがいいかもしれません。

瞑想で過去を思い出すと、豊かな気持ちになります。
記憶喪失になって自分が誰だかわからないと不安でしょうがなくなるそうですが、過去を思い出すのは、まさにその反対です。思い出すと、ただただ懐かしくて楽しくて、いろんな人やモノや出来事のおかげで、今の自分があるんだなあと感動できます。また、過去をどんどん思い出していくと、再体験(プログラムの解除)が起きることもあります。

瞑想中に出てきたものが、過去情報かどうかというのは簡単にわかります。
過去情報というのは、今の自分の生活に関係のないものなので、出てきてもそれについてあれこれ考えや感情が走ったりしません。逆に、「くそ、あの野郎、どうしてやれば良かったんだろう?」といった感じになるものは、「過去」になっていません。おそらく何度も繰り返し想起している現在情報です。過去情報が出てきたら、「懐かしいなあ。ああ、そういうのもあったなあ」と、ただ見ているだけです。

宝彩瞑想リーダー:チバ

REPORT LIST